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無足場機(RCM/ARM)の概要

 高所法面等の斜面上の工事に於いては一般的にパワーショベルの様なクローラシューを装着した機体をベースにした専用機を用いて登坂するが、仕様値でも30〜40度が限界で実際にはエンジン、ミッション、作動油タンクのオイルレベル等によって最大登坂角度が決まりますが、斜面の登坂時は、車体の傾きに伴い運転席自体も傾き恐怖心から実質的な操作限界は、仕様値を大きく下回ると思われます。
 またさらに斜面傾斜角度が大きく傾斜した地盤に於ける工事では、斜面下部から大がかりな作業台や通路を設置し、その作業台の上に大型クレーンを用いて必要な機械や機材を持ち上げて作業したり、人力で作業を行う為、工事期間が長期となりコスト負担も大きくなってしまいます。
 本機の場合は、高所法面等の斜面上を登坂・昇降できる機能を付加した機体構造となっており無人にてラジオコントロール(ラジコン)操作方式にて操縦出来る機種も有ります。
 アンカーを含む無足場機の作業状態を図1−1に示します。大きく傾斜した斜面に於いても作業が出きる様に、斜面上部の
注1)推定崩落線上より奥に十分な強度を持ったアンカーを設け、本作業機の下部走行体に取り付けられているウインチ装置のワイヤーロープ端部を斜面上部のアンカーに確実に固定して走行しながらウインチを巻き上げ登坂して行くため、又は走行しながらウインチを巻下げ降下して行くため、急斜面でも機体を保持する事が出来ると共にリフティング装置により上部作業機体又はエンジンハウスをリフトアップして水平を保ち安定した作業が出来る構造となっている。


図1−1 作業状態図

【注意点】

@特にアンカーの設置とワイヤーロープの固定による作業機体の保持手段については、重要保安事項になる為

  、アンカーとワイヤーロープに損傷を絶対与えないこと。
A作業中は岩、石、砂等が落下、飛散する恐れが有るため、作業機体の下側一帯は立ち入り禁止とする事。


注1一般的に斜面の崩壊は斜面の剪断保持力が斜面自重に耐えきれなくなった時に発生し普通、斜面から3

   〜5mの浅い層(表層)で発生する事が多く、これを「推定崩落線」とした。又この場合の「推定崩落線上よ

   り奥」とは、斜面角部から距離で斜面の崩落する恐れのある「推定崩落線」の倍数10mより奥をいう。

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